更年期サプリ

更年期サプリのおすすめランキング【必見】失敗しないための選び方

閉経前後の40代から50代頃の更年期には、卵巣機能が低下することにより、女性ホルモンの分泌が少しずつ減っていき、その影響で脳の視床下部や自律神経がバランスを崩してさまざまな身体的な変化が出てしまいます。

それらの更年期症状は婦人科でのホルモン治療や漢方治療で改善することができますが、病院での治療以外に、生活習慣の見直しや、健康食品である更年期サプリが体調改善に大きく役立つこともあります。

このページでは、更年期を生き生きと過ごすのに役立つ、おすすめの更年期サプリについてまとめました。

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更年期サプリの選び方

更年期サプリを選ぶときのポイントは、以下の4つです。

  1. 成分・効果
  2. 飲みやすさ
  3. 安全性
  4. 続けやすい価格かどうか

① 成分・効果

更年期サプリの成分としては「サポニン」か、「エクオール」または「イソフラボン」が主流となっていて、あとはクリニックでの治療にも用いられる「プラセンタ」を主成分とするものがあります。

サポニン


サポニンは高麗人参などのウコギ科の植物に豊富に含有されている成分です。

サポニンは自律神経のバランスを整える効果や、ストレス解消や血栓を防ぐことによる血流促進、脳の機能改善などの働きもあります。

また、朝鮮人参等に含まれるサポニン(ジンセノサイド)がエストロゲンと似たような作用を持つと考えられています

この作用機序はまだ明らかとはなっていなくて、ジンセノサイドは、エストロゲン受容体に結合して作用するもののゲノムレベルでの活性化はしないという説や、ジンセノサイドのエストロゲン様作用はエストロゲン受容体を介さないという報告もあり、まだ全ては解明されていません。

サポニンは自律神経系の働きを調整するため、更年期障害の中でも、次のような症状に特に効果が期待できます。

ホットフラッシュ(発汗・ほてり)・イライラ・不安感・めまい・頭痛・不眠・動悸・息切れ など

エクオール


エクオールは大豆イソフラボンが腸内で代謝されてできる物質です。

大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンと似た効果があると知られてきましたが、近年の研究によって、大豆イソフラボンの一種「ダイゼイン」が特有の腸内細菌によって分解されて「エクオール」ができ、そのエクオールこそが、エストロゲンと似た構造を持って、エストロゲン受容体に結合し、エストロゲン様の働きをすることが明らかになりました。

しかし、なんと日本人の2人に1人はその特有の腸内細菌を持っていないため、イソフラボンからエクオールを作り出せません。

エクオールを体内で作れない人でも、エクオールを直接摂取すれば効果が期待できるため、最近はイソフラボンではなく、エクオールを配合したサプリが注目を集めるようになってきました。

エクオールはエストロゲン自体よりは作用は弱いとはいえ、更年期症状を軽くする、肌を若々しく保つ、メタボリックシンドローム予防などの効果が得られます。

具体的には主に次のような症状に効果が期待できます。

ホットフラッシュ(発汗・ほてり)・冷えのぼせ・イライラ・疲労・うつ・不安などの精神症状・月経異常 など

プラセンタ


プラセンタとは胎盤のことで、赤ちゃんがお腹の中にいる時に胎児とへその緒でつながり、胎児に栄養を送る器官のことです。

出産時に体外に排出されますが、各種の栄養素を豊富に含んでいて、血行促進作用、抗炎症作用、活性酸素除去作用による抗老化(アンチエイジング)、美肌効果、免疫力アップ、疲労回復、自律神経調節作用、ホルモン分泌調整作用などの数多くの効果があり、クリニックでのプラセンタ注射など治療にも使用されます。

サプリメント、化粧品に用いられるのは、豚や馬のプラセンタです。

② 飲みやすさ

サプリメントを飲むときには飲みやすさも大事になってきます。まずかったり、臭かったりすると苦痛になり飲むこと自体が無理になってしまうからです。

更年期サプリは錠剤やカプセルのものが多いですが、粒の大きさや臭いはどうか、口コミも参考にしてください。

③ 安全性

更年期サプリは医薬品ではなく食品なので副作用の心配は少ないですが、ゼロではないので、どんな人は注意が必要かをよく確認して下さい。(更年期サプリの副作用参照)

また、サプリメントの原材料の安全性まで気を配っている会社とそうでない会社があるので、選ぶときには成分だけでなく、信頼できるメーカーであるか、原料はどこで作られたものか、農薬や添加物の有無、製造工場は信頼できる場所かなどをチェックすることが大事です。

④ 続けやすい価格

最後に忘れてはならない大事な条件として続けやすい価格かどうかという点があげられます。更年期サプリの価格は、3,000円前後のものから7,000円くらいのものまで様々です。

大事なのはサプリメントは続けてこそ効果が得られるということです。続けられないような価格のものを選ぶよりは、続けられる価格を選ぶことが大事です。定期購入すると割引になる商品も多いので上手く活用しましょう。

おすすめの更年期サプリ

第1位 白井田七。


白井田七は、万病に効く漢方薬として知られる、田七人参(でんしちにんじん)を主原料にしたサプリメント。

田七人参は、サポニンが高麗人参の約7倍も含まれていて、更年期症状の改善だけでなく、高血圧や貧血などへの効果もあると言われています。

白井田七は完全無農薬で有機栽培の田七人参と有機玄米だけを原料にしていることが最大の特徴です。

サポニンの女性ホルモン不足を補う効果や自律神経のバランスを整える効果、血の流れを良くする効果により、ほてりのぼせイライラなどの症状や、冷え性による体調不良の改善をサポートします。

内容量:1袋 120粒(1日4粒目安で、約30日分)

定価は1本あたり税抜6,480円のところ、公式サイトの定期購入だと、初回限定3,980円・送料無料で購入できます!(2回目以降も5,194円)

 

第2位 高麗美人


田七人参と同じく、サポニンが含まれる高麗人参を主成分にしたサプリメントで、高麗人参に含まれる98種類もの有効成分を摂取できます。高麗人参の中でも特にサポニンを豊富に含む「プンギ産6年根」の紅人(コウジン)だけにこだわっているので非常に高品質です。

高級な高麗人参を使っているにも関わらず、お求めやすい低価格が魅力の商品です。

原材料:高麗人参粉末/EPA含有精製魚油、ゼラチン、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ミツロウ、ビタミンE

主成分の高麗人参は鉄分・亜鉛・カリウム・カルシウム・マグネシウム・ビタミンB群・アミノ酸18種類などを含み、自律神経の働きをサポートします。

EPAは抗酸化作用と血液をサラサラにする作用があります。他の原料も、天然に存在するものを中心に使っていて安全面にも配慮しています。

内容量:1袋62粒(1日2粒目安・約30日分)

通常価格税込3,024円のところ、公式サイトの定期購入で1袋税込2,570円・送料無料で購入できます。


 

第3位 エクオール+ラクトビオン酸


産婦人科医と共同開発されたサプリメントで、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする「エクオール」と、エクオールの効果をさらに高める「ラクトビオン酸」を配合しています。

ラクトビオン酸はカスピ海ヨーグルトにのみ含まれるオリゴ糖の一種で、腸内フローラを整えてエクオールの吸収を助けます。

医薬品と同じレベルの製造管理基準(GMP)を遵守している工場で製造されているため、品質と安全性にも十分に配慮されて作られた商品です。

全成分:3カプセルあたり エクオール10mg ラクトビオン酸150mg
ビール酵母 / ラクトビオン酸含有乳糖発酵物 / 大豆胚芽抽出発酵物 / HPMC / カラメル色素 (原材料の一部に乳、大豆由来原料を含む)

エクオール1日10mgの摂取により更年期の悩みを和らげる有意な傾向が見られたとの報告があります。

エクオール含有量を明記していない商品も多いですが、この商品にはしっかり書かれていて信頼できます。

内容量:1本90粒入り(1日3粒として30日分)

通常価格は税込6,480円で、定期購入では、毎月便 10%OFFの5,832円(税込)・送料無料、3ヶ月分ごとの3ヶ月便だと20%OFFになります。

 

その他の更年期サプリ

基本のサプリ

「大豆イソフラボンアグリコン」と「ぶどう種子ポリフェノール」「ビタミンD3」「葉酸」をメイン成分とするサプリメントです。

イソフラボンは腸内細菌により分解されてアグリコンとなりますが、始めから「アグリコン」の形で摂取できます。また、ぶどう種子ポリフェノールである「プロアントシアニジン」はポリフェノールの中でも強い作用を持つことで知られます。

また、骨粗鬆症が気になりだす更年期に必要な「ビタミンD3」も摂取できます。「葉酸」は貧血予防やホルモンバランスの乱れを整える作用があり、年齢ごとに吸収が悪くなるため積極的な摂取が必要です。

全成分:ブドウ種子エキス、大豆抽出物(大豆抽出物、デキストリン)、還元麦芽糖、デキストリン/ステアリン酸Ca、HPMC、二酸化ケイ素、葉酸、グリセリン、カルナウバロウ、ビタミンD3

食品メーカーであるキッコーマンが開発した技術によりぶどうの種から効率よく抽出されたプロアントシアニジンを含有しています。

醤油メーカーとしても知られるメーカーだからこそ開発した大豆由来成分を含むサプリです。

内容量:1本60粒(1日2粒として30日分)

販売価格:5,460円(税込)
定期購入:10%OFF 4,914円(税込)

FUWARIプラセンタサプリ

プラセンタは注射剤として更年期障害の治療に病院でも使われているほど、その効果には実績があります。プラセンタとは胎盤のことで、自律神経の働き、ホルモン分泌などを調整する作用があります。

このFUWARIプラセンタサプリではプラセンタを1日あたり7,200mg濃縮配合しています。外見的な美しさを保ちたい女性にもおすすめのサプリです。

全成分:豚プラセンタエキス末、オリーブ油、米油、エラスチン、コーン胚芽抽出物/ゼラチン、グリセリン、ミツロウ、乳化剤、カカオ色素、抽出ビタミンE、ヒアルロン酸、ヘマトコッカス(アスタキサンチン含有)

FUWARIプラセンタサプリは、EU産の豚由来のプラセンタエキスを使用しています。EU豚はSPF豚と同等以上の厳しい基準の下で育てられており、安全性にも定評があります。

アスタキサンチン・ヒアルロン酸・エラスチン・ビタミンE・セラミドは美容成分であり、肌のハリ・ツヤの維持をサポートします。

内容量:1袋90粒(1日3粒として30日分)
定期購入価格:初回980円、2回目以降、3,480円(税込・送料無料)

※90日間安心返金保証付き

ノムダス

最大の特徴は業界初の体内でエクオールを作り出すシステムを活用したサプリであることです。

エクオールを産生するために必要なエクオール産生菌と糖を分離した大豆イソフラボンを一緒に摂取することで、体内でエクオールを作り出すことができるようになります。吸収率は一般的な大豆を使ったエクオールと比べて約3倍というから驚きです。

エクオール含有サプリの多くは粒が大きめですが、このノムダスは小さな粒であることも魅力です。匂いや粒の大きさにも配慮して飲みやすい形状です。

全成分:大豆発酵抽出物、乳酸菌、オオバコ種子皮、菊芋、粉末セルロース、デキストリン、二酸化ケイ素、ショ糖脂肪酸エステル、セラック

主に黒大豆、おおばこ種皮、菊芋、乳酸菌を用いて作られています。植物由来成分に徹底してこだわっていて、合成化学保存料などは用いず身体にやさしい成分だけで作られています。

内容量:1袋120粒入り(1日4粒として30日分)
通常価格:6,980円(税込)
初回限定価格:1,260円(税込)
2回目以降は、定期便利用で42%OFFの3,980円(税込)

クオリア

純プラエリア・発酵エクオールを主成分としたサプリメントです。国内生産、自然由来の無添加、12種類以上の植物性エストロゲン配合とこだわった内容になっています。

プラエリア・ミリフィカはイソフラボンの40倍とも言われる強いエストロゲン様作用があり、バストアップサプリにもよく使われている成分です。

ただし、プラエリア・ミリフィカは一部の方で吐き気や生理不順などの報告があるので、万が一体調不良が見られたら使用を中止して下さい。

成分:プラエリア、エクオール、パイナップルセラミド、メロンプラセンタ、ヒアルロン酸、ワイルドヤム、エラスチン、シルクペプチド など

香料・着色料・保存料・発色剤など気になる添加物は使用していません。国内のGMP認証工場で製造されており、オーガニック素材を中心に使用したサプリです。

通常価格:9,200円
定期便利用:4,580円(税別)

キレイ・デ・エクオール

エクオール・EC-12乳酸菌・食物繊維・りんごセラミドを配合したサプリメントです。

最大の特徴は1日2カプセルでエクオール10mを摂取できることです。エクオール含有サプリの中では1度に飲む粒の数が圧倒的に少なく、飲む負担を減らしています。

さらに、乳酸菌と食物繊維が腸内環境を改善してエクオールの吸収率を高めます。

カプセルなので素錠のものと比べると匂いが気になりにくいことも魅力です。

全成分:大豆胚芽抽出発酵物、難消化性デキストリン、りんご繊維、乳酸菌(殺菌)(乳成分を含む)、HPMC、カラメル色素

大豆胚芽抽出発酵物はエクオールのことで1日あたり10mg含有しています。また、EC-乳酸菌が1日2粒で1000億個も摂取できたり、難消化性デキストリン配合で腸内環境を整えて、エクオールの生成や吸収を助けます。

内容量:1袋60粒入り(1日2粒として30日分)
通常価格:税込5,980円・全国送料無料
定期コース利用で税込3,980円、継続により毎回定価から1000円OFF

エクエル

エクオール含有サプリの先駆け的な存在で、製薬会社である大塚製薬が販売しているという信頼感が魅力です。

メーカーが長年の研究を経て発見した「ラクトコッカス20-92」という安全性の高い乳酸菌で発酵して作られたエクオールだけを使っています。

まるで大豆のような見た目と風味のあるサプリメントで、産婦人科医からも推奨されるほど品質には定評があります。ただし、錠剤がやや大きいため飲みにくさを感じる方もいます。

全成分:大豆胚芽発酵物、オーツ麦ファイバー、寒天/セルロース、HPMC(ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、着色料(酸化チタン、カラメル)、酸化ケイ素、タルク

大豆胚芽発酵物とはエクオールのことです。合成・抽出・濃縮などは一切行わず、大豆胚芽とほぼ同じ天然に近い成分を用いています。香料・保存料は使っていません。

内容量:1本112粒入り(1日4粒として28日分)
通常購入:税込4,320円
定期便利用:税込4,104円
いずれも送料無料

更年期とは

更年期とは、閉経前後の約5年間(合計約10年間)の期間を指します。

日本人は、早い人で40代前半、遅い人で50代後半、平均すると約50歳で閉経するので、一般的には45〜55歳頃の約10年間が更年期と呼ばれています。

後述しますが、更年期には色々な症状が現れます。

その症状の中で、他の病気からくる症状でないものが更年期症状と呼ばれ、その中でも、日常生活に支障を来たすものは更年期障害と呼ばれます。

参考:更年期障害-日本産科婦人科学会

更年期症状にはどんなものがあるの?

更年期症状は大きく分けて、「自律神経失調症状」「精神症状」「その他の症状」の3つに分類されます。他の病気が原因の症状でないものが、更年期症状になります。

1995年に厚生省研究班が行った、更年期外来受診者を含む一般女性(約3,000人)へのアンケート調査によると、肩こり、易疲労感、頭痛、のぼせ、腰痛、発汗の順番で自覚症状があることが分かっています。

特に、肩こりは半数の人が自覚していて、更年期の特徴的な症状と言えます。

自律神経失調症状

自律神経失調症状には、のぼせ、汗、寒気、冷え症、動悸、胸痛、息苦しさ、疲れやすい、頭痛、肩こり、めまいなどがあります。ほてり・のぼせはホットフラッシュとも言い、更年期症状の典型的な症状です。

精神症状

イライラしたり、怒りっぽくなったりなど、情緒不安定な状態になる場合、抑うつ気分になる場合があります。具体的には、外出したくない、人と会いたくない、やる気がおきない、疲れやすい、物忘れ、頭痛などを訴える人が多いようです。

その他の症状

自律神経失調症状や精神症状に分類されない症状です。腰痛や関節痛、吐き気や食欲不振、皮膚の乾燥感やかゆみ、尿が近く外陰部の不快感などがあります。

参考:最近の更年期障害の管理-J-STAGE(国立研究開発法人科学技術振興機構)

各症状がおこる原因・メカニズム

更年期症状の原因として次の3つが挙げられます。

  1. エストロゲンの減少
  2. 社会的要因
  3. 心理的な要因

更年期に現れる症状の主な原因は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少によるものです。

脳の視床下部にある下垂体で、ホルモンの分泌の指令を出しているのですが、指令を出してもエストロゲンは分泌されにくいままなので足りず、もっと分泌の指令を出し、脳は混乱してしまいます。

視床下部は、いろいろなホルモン分泌のコントロールの他に、体温や呼吸、消化機能、精神活動などを調節する自律神経(交感神経・副交感神経)のコントロールも行なっている部位なので、この混乱が自律神経にも影響します。

さらに、更年期には、仕事の影響や、家族や身近な人間関係の変化などが生じやすいので、その負担も原因とされていますし、もともとの性格や、生育歴なども影響している場合があります。

更年期症状は、エストロゲンの減少主な原因ですが、このようにいろいろな要因が複合的に影響して出てきます。

参考:最近の更年期障害の管理-J-STAGE(国立研究開発法人科学技術振興機構)

ほてり、のぼせ(ホットフラッシュ)などの自律神経失調症状が起きるメカニズム

ほてり、のぼせ、発汗などが起きる時は、交感神経が優位になっている状態です。

運動したり、緊張したりと、交感神経が活発な場合は普通のことですし、副交感神経とバランスがとれていれば、涼しい場所で汗をかいたり、のぼせたりしないようになっています。

更年期には、エストロゲンの減少によって脳が混乱して、交感神経が活発な状態が長く続くようになるので、血圧は上昇し、ほてりや、のぼせを感じ、汗をたくさんかきやすくなってしまいます。

参考:自律神経のバランスは綱引き-山口内科

イライラや情緒不安定、抑うつ状態などの精神症状が起きるメカニズム

運動したり、集中していたり、緊張状態にある時は交感神経が優位に、リラックスした状態では副交感神経が優位になっています。

でも、女性ホルモン(エストロゲン)の減少によって自律神経が乱れると、交感神経が優位になって、イライラしたり怒りっぽくなったりと、情緒が不安定になってしまいます。

他にも、更年期は、子供の就職や結婚で母親としての役目を終えたり、夫の定年での経済状態や夫婦関係の変化に直面したり、親の介護・病気など、大きなストレスがいくつも重なる時期なのも原因と言われています。

参考:ストレスと自律神経-ニキハーティーホスピタル更年期の症状(不安感)-更年期ラボ(大塚製薬)

吐き気や食欲不振などの胃腸系症状が起きるメカニズム

副交感神経が優位な時(リラックスしている時)は、消化機能が活発になるので、食欲が出ます。逆に、交感神経が優位で、活動的な時は消化機能が抑制されます。

自律神経が乱れると、交感神経が活発な状態が長く続くので、食欲がわかなくなったり、胃腸の調子が悪くなってしまいます。

参考:更年期あれこれ-林産婦人科

肩こりや腰痛などが起きるメカニズム

肩こりや腰痛については、加齢によって頭を支える筋肉が老化したり、いろいろなストレスなどから肩こりが増加すると考えられています。

ただ、自律神経調整薬を処方してもらったら劇的に肩こりが良くなるという事例もあるようで、首に通っている交感神経が刺激されていたり、交感神経の緊張状態も関係しているとも言われています。

参考:肩こりと自律神経失調-みやけ内科・循環器科

更年期症状の治療方法

更年期症状や更年期障害対しては、まず生活習慣の改善や心理療法が試されます。

それでも改善しない症状に対して、ホルモン補充治療(HRT)、漢方薬、向精神薬などを使って治療が行われます。

ホルモン補充治療(HRT)

更年期症状の主な原因は、エストロゲンの減少なので、それを補うためにホルモンを補充する治療が行われます。のぼせや発汗、ホットフラッシュなどの症状に効果的です。

ホルモン補充治療(HRT)に使われるホルモン剤には、飲み薬、貼り薬、塗り薬などいくつかのタイプがあります。

漢方薬での治療

漢方薬は、心と体のバランスの乱れを回復させる働きを持っています。

なので、いろんな症状を抱えている更年期の女性に対しては、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・加味逍遥散(かみしょうようさん)・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)という、婦人科系疾患に効果的とされる漢方を中心に処方されます。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすい方向けの漢方です。

当帰(トウキ)は血の巡りをよくする効果があり、むくみ、冷え症、肩こりなどの改善に作用し、婦人科系疾患によく処方されます。

成分…当帰(トウキ)、川芎(センキュウ)、薬(シャクヤク)、茯苓(ブクリョウ)、蒼朮(ソウジュツ)、沢瀉(タクシャ)

加味逍遥散(かみしょうようさん)

体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちのある方向けの漢方です。

柴胡(サイコ)は鎮静・鎮痛・解熱などの作用があるので、更年期症状でイライラや情緒不安定などの精神症状が強い人に処方されています。
成分…柴胡(サイコ)、薬(シャクヤク)、当帰(トウキ)、茯苓(ブクリョウ)、蒼朮(ソウジュツ)、山梔子(サンシシ)、牡丹皮(ボタンピ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、薄荷(ハッカ)

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

比較的体力がある方向けの漢方です。

桂枝茯苓丸に入っている桂皮(ケイヒ)には発汗・のぼせ・頭痛などを鎮める効果があって、肩こり、頭痛、めまい、のぼせて足冷えなどの改善に作用します。

また、昔から、にきび・しみ・湿疹・皮膚炎・しもやけなど、皮膚のトラブルにも用いられています。

成分…桂皮(ケイヒ)、薬(シャクヤク)、桃仁(トウニン)、茯苓(ブクリョウ)、牡丹皮(ボタンピ)

参考:新常用和漢薬集処方一覧-公益社団法人東京生薬協会

向精神薬治療

イライラや情緒不安定、抑うつ状態などの精神的な症状に対して、抗うつ薬・抗不安薬・催眠鎮静薬などの向精神薬が用いられます。

特に、SSRIやSNRIなどの新規抗うつ薬は副作用も少なくて、ほてり・発汗などの症状にも効果があることが分かっています。

参考:更年期障害-日本産科婦人科学会

更年期サプリの成分

イライラしやすい、怒りっぽい、顔がほてる、汗がだらだら止まらない等の症状は更年期によくみられる症状です。これらの不定愁訴のことを更年期障害といいます。更年期障害は40代から50代前半にかけて見られる症状で、主に女性ホルモンの減少が原因です。

更年期サプリに使われている成分の多くは、女性ホルモンの働きを補う作用を持っています。また、成分によっては自律神経のバランスを整える作用や免疫を高める作用などがあり、更年期障害の改善に役立つといわれています。

どんな成分のサプリが選ぶべきか迷うところだと思いますが、それは気になる症状や求める効果によって変わってきます。そこで更年期サプリに配合される成分について、その特徴と効果について紹介するので参考にしてみてください。

田七人参

田七(でんしち)人参は高麗人参と同じウコギ科ニンジン属の植物で、中国南部の標高の高い場所でしか栽培されていません。昔は「金不換(きんふかん)」と呼ばれ、お金に変えられないほど価値の高い希少植物として重宝されてきました。

田七人参に含まれる有効成分のサポニンは、なんと高麗人参の7倍も含まれるというデータがあります。他にもフラボノイド、有機ゲルマニウム、鉄分、アルギニン、デンシチンなどを含み、複合的な作用をもたらします。

<効能>
体力強化、エストロゲン様作用、免疫力を高める、心機能や肝機能の改善、止血作用、血流改善、抗がん作用 

田七人参に含まれるサポニンには女性ホルモンに似た作用があり、ホットフラッシュ(発汗作用)、イライラ、不安感などの更年期症状の緩和に役立ちます。また、自律神経や免疫力を調整する作用により、めまい、頭痛、不眠、動悸、息切れなどにも効果が期待できます。

参考資料:http://www.1ginzaclinic.com/denshichi.html
銀座東京クリニック 

高麗人参

高麗人参は和名でオタネニンジンとも呼ばれるウコギ科ニンジン属の植物です。

朝鮮人参とも呼ばれ、昔から日本でも親しまれています。有効成分はジンセノサイド と呼ばれるサポニンの1種で、主に根の部分に含まれます。高麗人参は古くからアジア圏で栽培され、非常に高価な薬用植物として扱われてきました。

<効能>
ホルモンバランス調整、中枢神経抑制作用、疲労回復、脂質代謝改善、抗炎症作用、催眠作用、鎮痛、精神安定作用、血行促進、抗不安 など

含まれるジンセノサイド の種類ごとに、非常に多くの効能効果があることが特徴です。更年期によく見られる冷え性やむくみ、肩こり、疲労、不眠、ほてり等、さまざまな作用が期待できます。古くから強壮剤として使われるほど、疲労回復への効果も高い成分です。

ただし、高麗人参は特異な香りがあるので、飲みやすい製品を選ぶことが大事です。

参考資料:http://www.kouraininjin.net/ginseng/http://www.kouraininjin.net/effect/case_10.html
金氏高麗人参(株)研究開発室

http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/03.html
「統合医療」情報発信サイト 「朝鮮人参」

エクオール

エストロゲン様作用を持つことで注目されている大豆由来の成分です。

大豆そのものにもエストロゲンと似た作用があり、含有される大豆イソフラボンが有名でしたが、大豆イソフラボン(ダイゼイン)は腸内細菌により分解されて活性体の「エクオール 」に変換されることでエストロゲン受容体に結合できるのだということが近年わかってきました。しかし、日本人の2人に1人しかエクオールを作る腸内細菌を持っていません。

そこで開発されたのがエクオールそのものを含有するサプリメントです。大豆イソフラボンのように体質による個人差が現れにくく、手軽にサプリの形で取り入れられるので大豆製品が苦手な方にもおすすめです。

<効能>
エストロゲン様作用(更年期障害の改善・メタボリックシンドロームの予防)、抗酸化作用(シミの改善・美白)、抗エストロゲン作用 など

エクオールはエストロゲンと似た構造でありエストロゲン受容体に結合して効果をもたらすと考えられています。そのため、更年期障害に特有のホットフラッシュ、イライラ、首や肩のコリ、倦怠感などに効果があったという報告があります。抗酸化作用もあるので加齢による肌への効果も期待できます。

参考資料:
http://www.meno-sg.net/equol/
NPO法人 女性の健康とメノポーズ協会

http://www.meno-sg.net/equol/sayou/index.html
4つの作用 エクオールと女性の健康 – 女性の健康とメノポーズ協会

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/57/11/57_11_492/_article/-char/ja/
日本食品科学工学会誌 2010 年 57 巻 11 号 p. 492-493、エクオール

ラクトビオン酸

https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9009/9009_project_bio_1.pdf
日本生物工学会 2012年 第9号, ラクトビオン酸

イソフラボン

イソフラボンは大豆に含まれるポリフェノールの1種です。主に大豆の胚軸(成長すると芽になる部分)に含まれており、主に大豆や大豆製品に含まれます。ポリフェノールであり抗酸化作用もありますが、特に注目されているのは女性ホルモン(エストロゲン)様作用です。

<効能>
エストロゲン様作用(更年期障害の改善・予防)、美肌作用、乳がん・子宮ガン・卵巣ガンなどのリスク低下、生活習慣病予防、脳循環の改善、認知機改善 など

イソフラボンはエストロゲン受容体にくっついて、エストロゲン様の作用をもたらします。そのため、更年期のエストロゲン不足によるホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)を抑制するという報告があります。

ただし、イソフラボンは体内で腸内細菌により活性化されることで効果を示すため、体質によっては効果に差が出てしまうことがあります。体質による差が少ない類似成分としてイソフラボンの活性代謝物であるエクオール があるので、そちらを活用するのも方法の一つです。

http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/200607/mame.htm
総合南東北病院 

https://lpi.oregonstate.edu/jp/mic/%E9%A3%9F%E4%BA%8B%E6%80%A7%E5%9B%A0%E5%AD%90/%E6%A4%8D%E7%89%A9%E6%80%A7%E5%8C%96%E5%90%88%E7%89%A9/%E5%A4%A7%E8%B1%86%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%B3
オレゴン州立大学 微量栄養素情報センター

プラセンタ

プラセンタとは胎盤のことで、主にサプリメントでは豚由来の胎盤由来成分が用いられています。10数種類のアミノ酸、核酸、ビタミン、ミネラル、脂質、糖質、酵素、ムコ多糖など豊富な栄養素が含まれています。

プラセンタには足りないものを補い、過剰なものは減らすというバランスをとる調整作用があり、幅広い疾患に有効性が示されています。基本的には安全ですが、動物由来の成分なので安全性の高い商品を選ぶことが大事です。

<効能>
自律神経調整、ホルモン分泌調整、血行促進、免疫賦活作用、疲労回復、美白、基礎代謝向上、抗炎症作用、活性酸素除去、抗アレルギー作用 など

更年期障害においては特に自律神経調整作用とホルモン分泌調整作用が関係すると考えられています。ホットフラッシュなど多くの不定愁訴に有効であり、婦人科ではプラセンタ注射薬が更年期障害の治療に使われているほどです。

https://www.snowden.co.jp/placenta/
スノーデン株式会社、プラセンタとは

http://www.kracie.co.jp/ph/placenta/article/2392.html
クラシエ株式会社、更年期障害とプラセンタの関係

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーはミツバチが体内で花粉を原料に作り出す物質です。女王バチはローヤルゼリーだけを食べて大きく成長します。

はちみつやプロポリスなどと混同されがちですが、はちみつのように糖質が中心ではなくローヤルゼリーではタンパク質が豊富です。

他にも、必須アミノ酸、糖質・ビタミン・ミネラル・脂質などをバランスよく含んでいる完全栄養食品ともいわれます。少量とることで、各部位での調整機能が働くことがローヤルゼリーの特徴と経験的に考えられています。

<効能>
更年期障害、メタボリックシンドローム、耳鳴り、高血圧

更年期障害の疲労感や冷え性、肩こりなどの軽減作用があることが報告されています。

特に、冷えは万病の元と東洋医学ではいわれるように、不眠、だるさ、疲労感、気分の変調などさまざまな問題を引き起こします。ローヤルゼリーによる冷え性改善の効果は臨床試験でも実証されているので、冷えによる不調に悩む女性におすすめの成分といえます。

https://www.bee-lab.jp/product/royal_4.html
みつばち健康科学研究所
http://www.rjkoutori.or.jp/other/qa.html
(社)全国ローヤルゼリー公正取引協議会

マカ

マカは南米ペルー原産の多年草で、高地に生息するアブラナ科のカブに似た植物です。男女ともに強壮作用があることで注目されています。

マカにはアルギニン、9種類の必須アミノ酸をはじめとする18種のアミノ酸、鉄分、カルシウムなどのミネラル、食物繊維、ビタミンなどの栄養成分が豊富に含まれます。

<効能>
女性ホルモンバランスの調整、強壮作用、生殖能力向上

マカを配合したサプリメントを用いた研究では更年期障害改善作用、美容効果、女性ホルモンの調整作用(月経周期の正常化、月経痛の改善)などの報告があります。しかし、マカについてはまだ十分に臨床的な研究が行われていないため薬理作用は全てが解明されておらず、さらなる研究が待たれるところです。

https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail60.html
「健康食品」の安全性・有効性情報

https://biosupli.co.jp/maca/
バイオサプリ、マカについて

http://www.towacorp.co.jp/maca.html#p3
トーワコーポレーション、MACAXS®マカ・エキスパウダー

更年期サプリの副作用

サプリメントは医薬品ではないため副作用は無いと思っている方もいるかもしれません。

たしかに医薬品のように薬理作用が強く出ることによる副作用は出にくいと考えられますが、予期せぬ副作用が出る可能性はあります。特に、サプリメントは医薬品のような臨床試験を行っていない場合が多いので、アレルギー体質の方や治療中の疾患がある方などは注意が必要です。

さらに、更年期サプリの成分でも気をつけたい副作用があります。それぞれの成分ごとに解説していきます。

田七人参や高麗人参などサポニン含有サプリ

人参に含まれるサポニン(ジンセノサイド )については、摂取初期に好転反応(メンケン反応)と呼ばれる好ましく無い症状が現れることがあります。

一過性のもので、しばらくすると落ち着くといわれています。最初は少量から始めて少しずつ量を増やしていくと良いでしょう。

高麗人参に最も多い副作用は頭痛、睡眠障害や胃痛などの消化器障害と報告されています。また、血糖値や血圧に影響することがわかっているので、糖尿病や高血圧で治療中の方は医師に相談してから使用してください。

高麗人参は昔から副作用が無いことで知られていますが、体質によってはアレルギー反応を起こすこともあるので注意しましょう。

http://www.kouraininjin.net/faq/faq_01.html#faq09
金氏高麗人参(株)研究所、Q&A

http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/03.html
「統合医療」情報発信サイト、朝鮮ニンジン(高麗人参、オタネニンジン)

プラセンタ

プラセンタでは動物の胎盤を用いることから、人畜共通感染症の恐れがあるとして加熱滅菌処理されたものだけが使われています。しかし、プラセンタサプリの中には粗悪な原料を使っている場合もあるため、信頼できる安全な商品を選ぶことが大事といえます。

また、実際にむくみや紅斑(皮膚の赤みがでる症状)を起こしたアレルギー症状の報告もあります。基本的には副作用が少なく安全といわれる成分ですが、念のため注意しながら使うことが大事です。

https://www.min-iren.gr.jp/?p=30992
全国民医連、くすりの話 プラセンタ

https://www.min-iren.gr.jp/?p=34472
全国民医連、【新連載】52.健康食品・サプリメントによる副作用

まとめ

穏やかな効き目で、更年期の体調不良の改善をサポートする更年期サプリ。

選び方のポイントを参考に、ご自身に合ったサプリを選んで下さい。

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